メトロ株式会社
事業内容 | 清涼飲料水の製造販売 |
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創業 | 1949年3月1日 |
資本金 | 7,300万円 |
所在地 | 〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-6-5 YNビルみたか3階 |
導入システム | 販売管理パッケージ「スーパーカクテルCore FOODs」 |
メトロの売れ筋商品
(まるごとイチゴのルビーフレーズと山梨県産に拘った濃厚で飲み応えのある桃ジュース)
株式会社メトロは1949年に創業し、業務用ジュースとリキッドコーヒーのリーディングカンパニーとしてクオリティの高い製品を提供し続けています。2020年の食品表示法改正が改正されるまでは、表に出ず黒子の部分が強かったですが、法改正でOEM商品でも製造所(者)の明記が義務付けられ、委託先のメーカーが同社にたどり着きやすくなりました。メーカーの市場調査で店頭商品をサンプリングして裏面表示を確認すると同社製品である比率が高く、最近ではこれまで付き合いのないメーカーからの開発依頼も増えています。
夏場にピークを迎える季節商材がほとんどで、コロナ禍で、業務用製品は落ち込みましたが、蓋を開けると小規模ユーザーがネット通販で商品供給し健闘していた実態も明らかになりました。現在では同社でも通販事業専用商品を開発し大手ECサイト向けに共有を始めています。
導入後の効果
- パッケージシステムで安定稼働
- システム化で原材料管理を簡単に
- 在庫管理の効率化で作業時間減!
導入の背景
取り扱う資材の多さ、オフコンからの脱却
年間でNB70品、PB390品を生産しており、PB品はブランドオーナー1社につきブランド別で5~6アイテムが存在しています。コーヒーひとつとってもサイズ違いや加糖・無糖などさまざまで資材だけでも1,400種類を扱っており、資材や原料の発注でミスがあれば商品の出荷が滞ってしまいます。
導入以前はオフコンのスクラッチ開発で販売管理をしていましたが、もう、オフコンの時代ではないと、PCを導入しPC上でオフコンのソフトを移植し稼働していました。パッケージ化の話もあり、2000年に山梨工場の完成後、工場の稼働が落ち着いた段階でスーパーカクテル(以下、スパカク)の導入に踏み切りました。
導入のポイント
安定稼働に魅力
2014年に本社の販売管理システムを入れ替えるタイミングで山梨工場に生産管理システムを導入し連携を図りました。
更新需要を考えて、カスタマイズなく運用をしています。軽減税率の導入に伴い法令にも対応し、導入以来一度も業務が止まることはありません。
導入の成果
PC上で原材料を一括管理
導入時レシピ登録には手間がかかりましたが、当時の社長から「PC上で原料管理ができるようにしてほしい」という厳命のもと、新旧のシステムで平行稼働は僅か1週間程度で、オフコン時代に紙ベースで行っていたものがPC上でできるようになりました。
商品や原料・資材の管理点数が多く、特にPBだと共通・単独で使う原材料の切り分けがしやすくなりました。
作業時間が実質ゼロに
在庫管理は原料の単なる引当だとできませんが、スパカクの標準機能では、製品完成本数と原料の使用料は誤差も含めて所要量の計算も可能です。「導入以前は、電卓を片手に1日がかりで行っていた作業が、ボタンひとつで行え、作業時間が実質ゼロになった」と当時を振り返ります。
在庫管理も、原料(液体)と資材を画面上で他階層で見られるようになり、管理がしやすくなりました。
今後の展望
PDF出力/入力への対応
一部の業務用卸からの受注メールにはPDF添付のものがあり、1注文につき50点以上の配送依頼になることもあります。カスタマイズしてもこのPDFを自動で読み込むことができません。PDFの出力を入力すると転記ミスも起こるため、工数を減らせるような提案をしてもらいたいと今後に期待しています。
※掲載内容は取材時点のものです。
おススメの製品・ソリューション
本導入事例でご紹介した「スーパーカクテルCore FOODs」の製品カタログをPDFにてダウンロードいただけます。