代表取締役 | 山井 太 |
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資本金等 | 21億5,452万円(2019年12月31日現在) |
社員数 | 452人(連結)※臨時従業員を除く |
上場市場 | 東京証券取引所 市場第一部 |
本社所在地 | 新潟県三条市中野原456 |
Webサイト | https://www.snowpeak.co.jp/ https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja |
株式会社スノーピーク
株式会社スノーピークは1958年に新潟で創業。アウトドア用品の開発・製造・販売を手がけ、アパレル商品やイベントにも力を入れています。
お客様を「ユーザー様」と呼び、プライベートでキャンプに行ったり焚き火を囲んだりと、類を見ない顧客との距離の近さが強み。本社、そして全国のキャンプフィールドや店舗で年2回開催するユーザー様向けの感謝祭「雪峰祭」の本社会場には、2日間でなんと6000人以上が訪れるそうです。ユーザー様の忌憚のない意見によって生まれる製品も少なくありません。
そんな、新潟で発展を遂げてきた同社がeラーニング教材配信サービス「e-MANABI」を導入したのは2015年。導入以来、毎年秋に受講を続けているという株式会社スノーピーク
Culture Labの岡崎楓様に、導入のきっかけとe-MANABIを利用するメリットについて伺いました。
▲株式会社スノーピーク本社(新潟県三条市)とキャンプ場
導入の背景
―― e-MANABIを導入された背景についてお聞かせください。
導入した際に私が直接担当していたわけではないのですが、当時は徐々に社員の人数も増えてきて、ちょうど上場を控えた時期だったと聞いています。プライバシーマークを取得する必要があるということで、個人情報保護に関する社員教育を行わなければならなくなりました。そこで、全国の店舗スタッフにも漏れなく教育するにはどうしたらいいか検討した結果、e-MANABIの個人情報保護や情報セキュリティなどのコースを導入することにしたのです。
外部講師を呼ぶという選択肢もありましたが、一度きりになってしまいますし、テキストがあっても後から内容を振り返るのは難しいものです。話を聴くことに集中してしまうとメモを取りづらいという点もあります。ネットで受講すれば、これらが解消されます。
「全員同時に受講できる」というのもe-MANABIを選んだ大きな理由です。受講のタイミングにばらつきが出てしまうと、こちらも把握しきれなくなってしまいますし、スタッフ間で差ができてしまいます。こうした差を生まないためにも、毎年同じ時期に受講するようにしています。そして、わからないところがあれば、互いに尋ね合ったりできるのもe-MANABIのメリットだと思います。
▲Culture Lab
岡崎 楓 氏
導入のポイント
―― eラーニング教材の中からe-MANABIを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
eラーニング教材を選ぶにあたって一番重視したのが、「弊社の経営理念を理解していただけているか」という点。その意味で、内田洋行ITソリューションズ(以下、ITS)は適任でした。従来からオフィス家具や検品システムなどでもお世話になっていたので、eラーニング教材も扱っていると伺ってご相談することにしました。
その際、「インターネット環境さえあれば利用できるか」「ログイン時のセキュリティはどうなっているか」など、システム面を中心に20~30行にわたる質問票をITSの担当営業さんにお渡しし、お答えいただきました。そして不安が全て解消されてから、導入に至ったというわけです。
現在、店舗が続々オープンしているだけでなく、内勤の社員の数も増えているため、2020年は500名以上が受講予定です。個人情報保護、コンプライアンスの基礎(インサイダーのみ)、パワハラ対策のコースを検討しています。
本来ならスタッフを全員本社に呼んで集合研修を行った方がよいのですが、その日のために店舗を休業させるわけにもいかず、e-MANABIを活用しています。
▲株式会社スノーピーク本社内ミュージアムでは、時代を彩る名品が数多く展示されています
導入の効果
―― e-MANABIの導入後、どのような変化があったかを具体的に教えてください。
特に、管理監督者や役員にとっては気づきが多かったようです。たとえば、弊社はスタッフ同士の距離がかなり近く、お互いをあだ名などで呼ぶことも珍しくありません。これは社員同士の信頼関係の表れではあるのですが、e-MANABIで昨年初めてパワハラのコースを受講して、「あだ名で呼ぶのもハラスメントになる可能性があるんだ!」と驚きました。世代ごとにそうした認識に違いがあるため、その差を埋めて共通の知識を吸収できるというのは良かったです。今年もハラスメント系の講座はぜひ受講しようという話になりました。
また弊社では、社用の携帯電話をプライベートで使いがちな社員も多く、過去の抜き打ちチェックでは自分の子どもの写真を壁紙にしていた者もいました。情報セキュリティのコースでは、PCやスマホの持ち出し、情報漏洩などに関する内容を学べるのですが、それで情報漏洩の危険性を再認識してもらえたように思います。
「常にスノーピークという看板を背負っている」という意識も芽生えたのではないでしょうか。e-MANABIでも、講座終了後にアンケートが実施されるのですが、それとは別に社員に「今後どうしたいか」というアンケートを実施しました。その時、「『常日頃からスノーピークの社員として見られている』のが大きな気づきになったから、日常生活でも心構えを変えていこうと思った」という声があり、そういった面でも大きなプラスになっていると感じました。
▲「人生に、野遊びを。」をテーマに道具作りに留まらず、自然指向のさまざまな体験価値を提供します
一方で、課題もあります。ある社員に、個別にリマインドした上、直接電話して「受講してください」と伝えたにも関わらず、全く受講してもらえなかったケースがありました。何年もいるスタッフの中には、慣れてしまって「また始まった」とないがしろにしてしまう者もいます。受講のモチベーションを上げるために、昨年は「テストを受けて、80点以上を合格とする」というラインを設けました。
PCやスマホに苦手意識を持っている社員への対応も課題のひとつです。そういう社員にはやり方を一緒に教えて、それでも難しい場合は使い方のマニュアルを紙で作ったりしています。
今後の展開
―― 今後、e-MANABIをどのように活用していきたいですか?
▲Culture Lab
岡崎 楓 氏
今後は、SNS の活用に関する講座も加えていきたいと考えています。店舗ごとにInstagramやFacebookのページがあり、ユーザー様とDMでやりとりをする機会も多くなっています。SNSはくだけた印象になりがちなところもありますから、それで不快になってしまうユーザー様もいらっしゃるかもしれませんし、不注意が原因で「炎上」するかもしれません。細かく気を配った運用が運用できるよう、e-MANABIを利用していきたいと思っています。
また、当社はグローバルに店舗を展開しており、英語で会話するシーンなどもあるため、英会話や英文メール関連のコースも福利厚生のひとつとして取り入れたいと考えています。社員からは、ExcelやWordなど基本ツールのスキルを学びたいという声も上がっています。
また、ITSさんのスピーディーな対応には大変助けられています。店舗やイベントにもちょくちょく来ていただいて、スノーピークという会社についてもよく知ってくださっているので、やりとりしやすいと感じています。今後も、こういった良いお付き合いを続けていけたら嬉しいです。
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