JAベジマルファクトリー株式会社
事業内容 | 野菜サラダ、カット野菜、野菜関連商品の開発・製造・販売 |
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創立 | 2006年7月 |
資本金 | 9,000万円 |
所在地 | 〒515-2523 三重県津市一志町井生1158-13 |
導入システム | 販売管理パッケージ「スーパーカクテルCore FOODs」 |
JAベジマルファクトリー株式会社の主力商品
ベジマルファクトリーは2006年に地域の発展と安全安心な国産野菜の提供を目指して設立し、2021年4月にはJAみえなかとJA全農との共同出資で業務を引き継ぎJAベジマルファクトリー株式会社として再スタートしました。
小売用・業務用のカット野菜を生業としており、顧客はスーパーが約8割を占めています。人気のカップサラダは野菜の組み合わせだけで130種類もあり、コロナ過の巣ごもり需要や健康志向、少子高齢化に伴い需要が右肩上がりとなっています。
導入後の効果
- ピッキング作業のシステム化で生産性向上
- WEB―EDI対応で業務効率化
- 二重チェックを排除し残業時間の削減
導入の背景
アイテム数の増加、受注・出荷検品対応に課題
人気のカップサラダは野菜の組み合わせだけで130種類もあり、出荷先ごとに容器、ラベルなど個別対応が必要でした。事業拡大に伴い、スーパーカクテル(以下、スパカク)を導入、受注だけでなく、出荷検品に対応できるように販管システムを入れ替えました。
導入のポイント
業務効率と出荷管理への危機感
(写真上段左から)大森様、田中様、桐生様、山崎様(下段左から)稲垣様、辻岡様
創業時の商品は業務用弁当・惣菜向けカット野菜20種類(内容量も3種のみ)で、原料から出荷までをEXCELで管理していました。その後、小売り用の袋入りカット野菜やカップサラダと業容が拡大しました。
当時は出荷確認表を見ながら出荷ピッキングを行っていましたが、売価の違い、栄養成分・添加物表示など複雑で間違いが多く、売上時に入力したデータを再度出荷データとして重複入力をしていました。人海戦術で入力ミスをチェックするため時間もかかり、配送トラックを待たせて納品することもありました。
アイテム増で出荷データは顧客商品別に製造現場でも把握しないと出荷できないと危機感を感じるようになりました。
導入の成果
パッケージ導入で製造現場の生産性向上
スパカク導入で、EXCELで作りこんだ出荷検品システムをパッケージに置き換えカスタマイズし店舗別のピッキングがしやすくなりました。
また、現場は年配の女性が多く、新しいことを取り入れるのが難しい環境なので、EXCEL帳票を大きく変えず、現場が混乱しないように移行しました。旧システムでやりづらい部分を改善し、現場から「追加で必要な帳票が欲しい」という要望にも応えています。売上データは情報システム側で管理できるようになれば、データの重複入力も減らせます。
「製造現場はモノづくりに徹してもらえるように配慮した」と久世訓代表取締役社長は話します。
受注・出荷業務の効率化
大手の取引先は仕分けが不要ですが、その下に150店舗程度の支店を持つ取引先6社は仕分けが必要です。システム化によりWEB―EDIで受注できるようになり、出荷もスムーズになりました。
残業時間の大幅な削減
人海戦術でやっていたころはひと月の残業時間が多かったが、今はその頃と比べて大幅に抑えられています。
業界特有のカスタマイズとしては、食品表示のラベルに関して、1日800枚程度の商品確認表を見ながら打ち出しとラベルシールを付け合せる業務があります。4桁の呼び出しコードでラベルが出力されますが、数字ひとつ違っても注文と違ってしまうため、呼び出しコードを入力するだけでラベルが出力されるようにシステムを変更しています。
今後の展望
システム化によるさらなる効率化で「安全・高品質」なものづくりを
コロナでハンディーターミナル化が遅れているものの、出荷検品で確認表にバーコードを入れることで、大幅に時間短縮になります。ただ、単純に効率化すればよいわけではなく、安全性を担保する必要があります。
今後は「機械など製造システムも含め販売システムを連動させ高品質な商品を効率的に市場に出せるようにしたい」と意欲的です。
※掲載内容は取材時点のものです。
おススメの製品・ソリューション
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