Windows 10切替でセキュリティ対策
Windows 7の延長サポート終了が2020年1月14日に迫り、Windows 7 の次世代OSであるWindows 8.1 もメインストリームサポートが2018年1月9日に終了しました。延長サポートは2023年1月10日まで続きますが、サポート終了後は新たに見つかった脆弱性の修正が行われないため、新OSであるWindows 10への移行を推奨します。
Windows 7の延長サポート終了が2020年1月14日に迫り、Windows 7 の次世代OSであるWindows 8.1 もメインストリームサポートが2018年1月9日に終了しました。延長サポートは2023年1月10日まで続きますが、サポート終了後は新たに見つかった脆弱性の修正が行われず、ウィルスや不正プログラムなどのサイバー攻撃を防ぐことができなくなるため、新OSであるWindows 10への移行が望まれます。
自社でWindowsを利用されている方は、早めに移行準備を進めて環境や動作のチェックを行わなければ業務に支障がでてしまいます。ここではWindows 10 のメリットや移行に関する準備についてご紹介します。
Windows7を使い続けるリスク「セキュリティ」
Windows10移行のメリット
Windows10移行、2020年時点で半数が「間に合わない」?
Windows10移行、必要な準備とは
Windows10延長サポート終了まで1年を切りました!
※OS:オペレーティングシステムの略で、コンピュータを動かすためのソフトウェアのことです。
Windows7を使い続けるリスク「セキュリティ」
サポート終了後のWindows7にはセキュリティの脆弱性がある?
2020年1月のサポート終了後も、Windows7を使い続けること自体は可能です。しかし、移行しないままWindows7を使用し続けることで「セキュリティ」に重大なリスクが発生します。
Windowsに限ったことではありませんが、あらゆるソフトウェアにはセキュリティの脆弱性が潜んでいます。サポート中のソフトウェアであれば、脆弱性を修正することが可能となります。しかし、サポート終了後では、脆弱性は放置されてしまうため、不正アクセスやマルウェアなどのサイバー攻撃の脅威に常にさらされてしまいます。万が一、脆弱性を突かれて顧客の情報漏洩があれば、 自社の過失・責任を問われ信用が失墜する可能性もあるのです 。
Windows10移行のメリット
Windows10の新たなOS「WaaS」とは?
Windows10がこれまでのOSとは大きく異なる変更点、通称「WaaS」が移行の最大のメリットといえます。WaaSとは「Windows as a Service」の略で、OSのアップグレードを新しい「製品」として届けるのではなく、定期的に実施・継続されるサービスとして提供し続けるという新しいコンセプトです。
Windows10以降のOSでは、新しいOSをリリースするのではなく、 都度のアップデートによって機能を最新の状態かつセキュアな環境に保つサービス に変更したのです。
Windows10移行、2020年時点で半数が「間に合わない」?
Windows10への切り替えで基幹システムも刷新の必要があるかもしれません
ある企業調査では法人市場における稼働PCの2020年上半期でのWindows10比率は約50%程度とされています。比率の少なさの背景として、「具体的な切替計画がない」「移行計画がない」ことが挙げられています。
Windows7の2020年1月延長サポート終了について、従業員数500名以上を抱える大企業や学校・政府自治体は約8割が認識・理解しています。一方、従業員数500名未満の中小企業では約7割の認識・理解であり、前者に比べて10ポイント低い状況とされています。中小企業のうち、特に建設業の認識は低いようです。
2014年のWindows XP延長サポート終了の1年前に日本マイクロソフトは移行施策を開始しましたが、大企業では新しいOSの導入検証期間や予算の確保に時間を要し、サポート終了時には相当な混乱がありました。時間を要するのはOS移行だけではありません。販売管理、生産管理、在庫管理などの基幹システムほか通常業務で利用しているアプリケーションの検証を早めに行わなければ、業務に支障をきたす恐れがあります。
これらを踏まえると、2020年1月のサポート終了までに切替を行うには、まさに今から切替計画を立てる必要があるのです。
Windows10移行、必要な準備とは
Windows10への切り替えで必要な3つの準備
1.Windows10対応のハードウェア
Windows10への移行は、セキュリティ強化・サイバー攻撃対策に有効です。しかし、移行の前に準備しておかなければならないことはあります。まず確認しなければならないのは、 今まで使っていたパソコンや周辺機器がWindows10に対応しているのか 、です。対応していない場合は、そのパソコンではOSのバージョンアップは行えません。よって機器を買い替える必要があります。
2.Windows10対応のアプリケーション
前述したとおり、自社内の販売管理・生産管理・在庫管理などを担う基幹システムや業務でこれまで使用しているアプリケーションがWindows10上でも使えるものか、データは引き継げるのかを確認する必要もあります。(ちなみにOffice2010も2020年にサポートが終了します。)Microsoftから市販アプリケーションのWindows10対応状況が確認できるサイトも公開されているようです。
3.Windows10移行後の運用管理
Windows10へ移行した後の運用管理は前もって考えておく必要があります。Windows7の「コントロールパネル」は、Windows10では「設定」になっていたり、以前まであった「付箋」機能は、Windows10では「Sticky Notes」と名前が変わっていたりと、思わぬ変更箇所があります。 Windows10ならではの新機能教育 や、 不具合時の復旧手順準備 等をしましょう。
Windows10延長サポート終了まで1年を切りました!
Windows10延長サポートは2020年1月14日まで!
Windows7を使い続けることで、今後思いもよらぬ事故に見舞われる可能性があります。使い慣れた環境を新しい環境へ変えるのは大変な労力が要りますが、Windows10導入後はWaaSにより、常に最新かつセキュアな状態が保たれます。
上記の通り、Windows10への移行には、ハードの見直しやこれまで使っていた基幹システム・業務アプリケーションの動作検証、場合によってはシステムの入替を検討するなど、多くの準備や時間が必要です。Windows7の延長サポートが2020年1月14日まで、とのことですので現時点で残すところ1年を切っています。Windows10への切り替えを考えるなら今!準備を万全にして、2020年を迎えましょう。
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