いつでもどこでも受講できる研修サービス
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で対面での育成研修が厳しくなっています。そのため、時間や場所を問わず研修を受講できるeラーニングサービスが新たに注目されています。失敗しないeラーニング導入のための5つのステップをご紹介します。
eラーニング導入割合
平成30年版情報通信白書によれば、企業が利用しているクラウドサービスのうち、eラーニングの割合は約12%程度ということがわかっています。対面式の育成研修がまだまだ主流ということです。しかし、2020年は新型コロナウイルスの影響で、集合型の研修実施が出来なくなってしまいました。新入社員を迎える4月には、多くの企業が予定していた研修スケジュール変更を余儀なくされたはずです。
今後の人材育成手段の1つとして、いつでもどこでも受講可能なeラーニングサービスについてご紹介いたします。
参考:総務省「平成30年版 情報通信白書」より
eラーニング導入のメリット
受講者の場合
いつでも受講可能
複数拠点があるような企業の場合、わざわざ1か所の研修会場に集まるのでは時間も労力もかかります。
eラーニングを利用することで、自分の席にいながら学習することができるのです。
どこでも受講可能
インターネットを利用するクラウド型のeラーニングであれば、場所を問わず学習することができます。
スマートフォンやタブレット等の端末に対応しているシステムであれば、外出中などでもコンテンツを視聴することができます。
繰り返し学習可能
eラーニングを利用することで、過去に受講した内容でも再び学習し直したいと思ったタイミングで学習することが可能です。
学習した内容の理解度が深まり、受講者全員の知識水準を高めることが期待できます。
企業の場合
進捗管理が可能
学習管理システムが搭載されているeラーニングでは、受講者全員の進捗管理を行うことができます。
受講者がどこまで理解できているのか、つまずいているポイントはないか等、必要に応じて個別のフォローアップができます。
コスト削減
研修をeラーニングに置き換えることで、講師手配・テキスト印刷等のコストを抑えられます。
一度システムと教材を用意してしまえば、毎度研修のために紙の教材や会場などを用意する必要がなくなります。
場所や講師の手配が不要
eラーニングを導入することで、インターネット上での学習がメインになります。
集合研修のように会場の予約や講師の手配など、事前準備にかかる工数を大幅に削減できます。
eラーニング導入成功のための5ステップ
①トレーニングの体系化
eラーニングの受講・学習に際して、目指すべき成果や目標を明確に定義しましょう。
また、受講者の階層、職種等の属性毎に要求されるトレーニングプランを設計します。
営業教育の場合、マネージャーには営業マネジメントの要件と必要なスキルを明確に定め、必要な教育メニューを打ちだします。
②必要なコンテンツを網羅
①で設定した目的とトレーニングメニューに沿った教育コンテンツを用意しましょう。
重要なことは、受講者にとって必要な情報や学習コンテンツが網羅されているか、ということです。
受講者の関心やニーズを満たすコンテンツかどうかは、アクセス数や受講率に現れます。必要なタイミングで必要な知識を習得出来ないと判断されれば、積極的な受講は期待できません。
③教育内容の一貫性
日々のマネジメントや対面研修で学ぶ内容とeラーニングで学ぶことが異なると、受講者は混乱してしまいます。
eラーニングで学ぶ教育は、対面研修の内容と統一感を持たせる事が重要です。最近ではオンラインと集合研修をミックスさせる「反転学習」のスタイルを取り入れた教育研修が注目されています。
④受講者がアクティブに利用する仕掛けと運用
運用をアクティブにするための仕掛けは幾つかあります。
プラットフォームのユーザービリティ
プラットフォームの仕様とトレーニングメニューの設計にも影響しますが、受講者が知りたい情報、学習コンテンツに直ぐに辿り着けるか?というアクセスの動線と、収録するコンテンツの時間がポイントになります。
例えば、営業職の人が移動中に営業プロセスのプレゼンテーションのポイントを学習したいとします。しかし、動画が営業プロセス毎に分かれて収録されていなければ、長い動画の中から見たいポイントだけ探す、というのは手間に感じて、受講意欲が下がってしまいます。各受講者の勤務スタイルやライフスタイルに合わせて動画の長さなども考慮する必要があります。
受講コンテンツの期限設定と受講促進
eラーニング受講者には、期限をつけてテストを受講させたり、定期的に視聴を促すよう働きかける必要があります。
強制的な受講理由だけではなく、ユーザーの主体性に働きかけるような動機づけも必要です。
⑤解析と改善
自社でコンテンツを準備し、eラーニング研修を進める場合は、実施後の効果検証や受講率等を記録し改善を図ることが重要です。具体的には下記のような項目のモニタリングが挙げられます。
- コンテンツによって受講率(アクセス数)の差がないかどうか
- アンケートの実施による、受講者のニーズに合ったコンテンツの調査
- リアルの教育や、OJTや現場で学んだことが活かされているかどうか、「トレーナー」「上司」「本人」のそれぞれのアセスメント(査定)による調査
おすすめe-ラーニングサービスご紹介
eラーニングは新しい教育の形であり、コロナ禍においても効果を発揮する研修サービスです。「集合研修は未だ出来そうにない」「会場や講師の手配が思うようにいかない」「コストをなるべく下げたい」といったお悩みをお持ちのお客様は、是非検討をお勧めいたします。
教育の「内田洋行」から提供するラーニング教材配信「e-MANABI」は、350以上の豊富なコースウェアを取り揃え、即戦力となる実践的なコンテンツを多数ご用意しております。ソフトやシステム導入の必要がなく、インターネット環境があれば即座に受講可能です。
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