場所にとらわれない働き方の採用
続く新型コロナウイルス感染症拡大により、企業においてはテレワークが推奨されています。テレワーク推進を補助するため、いくつかの制度が発表されています。情報をキャッチアップし、お得にテレワーク準備を進めましょう。
INDEX
1.働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の概要
2.働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の対象事業主
3.働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の対象となる取り組み
4.働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)のスケジュール
5.働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の成果目標の設定
6.働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の支給額
7.働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)システム・ツール例
新型コロナウイルス感染症拡大を皮切りに、全国の企業で在宅勤務・テレワークが推奨されています。
在宅勤務・テレワークは今後、介護や育児と仕事を両立する多様な働き方の1つと言え、
継続して推奨されることが予想されます。
本記事では、企業のテレワーク推進を助成する制度の1つとして厚生労働省から発表されている「働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)」をご紹介します。
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の概要
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)とは、在宅又はサテライトオフィスにおいて就業するテレワークに取り組む中小企業事業主に対して、その実施に要した費用の一部を助成するものです。
各事業場における労働時間、年次有給休暇などに関する事項についての規定を、労働者の生活と健康に配慮するとともに多様な働き方に対応して、より良いものとしていくことを目的としています。
厚生労働省 働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/telework_10026.html
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の対象事業主
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の支給対象となるのは、次のいずれにも該当する事業主です。
- 労働者災害補償保険の適用事業主であること
- テレワークを新規で導入する事業主であること(※1)、
又は、テレワークを継続して活用する事業主であること(※2) - 次のいずれかに該当する事業主であること
業種 | A.資本又は出資額 | B.常時雇用する労働者 |
---|---|---|
小売業(飲食店を含む) | 5,000万円以下 | 50人以下 |
サービス業 | 5,000万円以下 | 100人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
その他の業種 | 3億円以下 | 300人以下 |
※1 試行的に導入している事業主も対象です。
※2 過去に本助成金を受給した事業主は、対象労働者を2倍に増加してテレワークに取り組む場合に、2回まで受給が可能です。
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の対象となる取り組み
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の支給対象となる取り組みについては、
下記のいずれか1つ以上を実施してください。
- テレワーク用通信機器(※)の導入・運用
- 就業規則・労使協定等の作成・変更
- 労務管理担当者に対する研修
- 労働者に対する研修、周知・啓発
- 外部専門家(社会保険労務士など)によるコンサルティング
※ シンクライアント端末(パソコン等)の購入費用は対象となりますが、シンクライアント以外のパソコン、タブレット、スマートフォンの購入費用は支給対象となりません。
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)のスケジュール
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の成果目標の設定
成果目標
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の支給対象となる取り組みは、以下の「成果目標」を達成することを目指して実施してください。
- 評価期間に1回以上、対象労働者全員に、在宅又はサテライトオフィスにおいて就業するテレワークを実施させる。
- 評価期間において、対象労働者が在宅又はサテライトオフィスにおいて
テレワークを実施した回数の週間平均を、1回以上とする。
評価期間
上記「成果目標」を達成したかどうかは、事業実施期間(交付決定の日から令和3年2月15日まで)中の、1か月から6か月の期間で設定する「評価期間※」 で判断します。
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)の支給額
支給対象となる取組の実施に要した経費の一部を、目標達成状況に応じて支給します。
対象経費 | 助成額 |
---|---|
謝金、旅費、借損料、会議費、雑役務費、 印刷製本費、 備品費、機械装置等購入費、 委託費 ※ 契約形態が、リース契約、ライセンス契約、サービス利用契約等 で |
対象経費の 合計額 × 補助率 (上限額を超える場合は上限額(※)) (※)「1人当たりの上限額」 × 対象労働者数又は |
成果目標の達成状況 | 達成 | 未達成 |
---|---|---|
補助率 | 3/4 | 1/2 |
1人当たりの上限額 | 40万円 | 20万円 |
1企業当たりの上限額 | 300万円 | 200万円 |
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)システム・ツール例
基本的な考え方
申請対象となるのは、在宅やサテライトオフィスでテレワークするための「必要性」「専用性」を満たしている場合です。この基準で2020年2月17日以降に導入されたものを使ってテレワークを実施された場合は申請ができます。
※下記のソフトウェアが必ずしもテレワーク助成金で認められるとは限りません。
必要性:テレワーク実施のために必ず必要で、それがないとテレワークはできない
専用性:テレワークのために利用する機器・サービスで、通常のオフィス業務には利用できない・しないことが「原則」
チャット、ビデオ会議、ファイルストレージを含む
Officeコラボツール
「Microsoft365」は最新版のOfficeアプリケーションや、メールサービス・オンライン会議サービスや、社内ポータル・ファイル共有サービスなどのグループウェア機能を利用することができます。
専用システムならではの
高機能で使いやすいWEB会議システム
「LiveOn(ライブオン)」は、離れた拠点とインターネットを通じて映像・音声のやり取りや、資料の共有などを行うことができるコミュニケーションツールです。インターネット回線をつないだPCやスマートフォン・タブレット端末などで利用することができます。
自宅などのテレワーク環境から
会社のパソコンを自由に操作
いつでもどこでも自分のパソコンに接続し、業務の処理や電子メールを送受信できる遠隔制御ソリューションです。PCの他、スマートフォンや、タブレットPCも使用可能で、高度なセキュリティを保持しています。
また、接続情報や統計ログといった管理者コントロール機能や、電源制御機能を有しています。
様々な環境から必要なファイルを
セキュアに共有
「AZCLOUD ファイルサーバ」は、様々なデバイスから、あらゆる企業におけるファイルを「保管」、「整理」、「管理」、「追跡」、「共有」等ができる高セキュアでスケーラブルなクラウドストレージサービスです。
PCや、タブレット、スマートフォンを通じ、いつでもどこでも安全かつ確実に、ファイルの保存、管理、アクセス、共有が可能となります。
テレワークでも
円滑な情報共有を可能に
「Garoon」はビジネスをストレスフリーにするクラウド型グループウェアです。スケジュールやワークフロー機能がワンパッケージで揃っているので、社内の煩雑な申請業務や膨大な社内情報の管理が効率化されます。
自宅からでも可能な
タイムカード不要の出退勤管理。
賃金計算のミスによるリスクと法制改正への対応や、勤怠管理・就業管理データが経営に生かされない、勤務シフトを組むのが大変など勤怠管理にお悩みを抱えた会社様向け勤怠管理システムです。
在宅勤務を実現する
業務用リモートデスクトップ
Soliton SecureDesktopはタブレット・Mac含む全ての端末からアクセスできる業務用リモートデスクトップツールです。
※ハードウェアの導入がないクラウド版がIT導入補助金対象。
煩雑な社内業務や
導入・費用面を効率化
「X-point Cloud」は紙のように直感的なフォームで迷わず使えるワークフローシステムです。スマホ・タブレットにも対応しているので、場所を問わず外出先でも承認・申請が可能になります。
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)に関するご相談・お問い合わせ
内田洋行ITソリューションズは、働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)のためのテレワーク用通信機器の導入を支援いたします。
また、テレワークソリューションをご紹介する資料をPDFにて無料でダウンロード頂けます。
働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)に関するご相談・お問い合わせは、専用フリーコールとWebお問い合わせフォームをご用意しております。
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